こんな事はありませんか?
道路なのに、固定資産税が毎年課税されている!そんなことってあるの??
家の前の道は誰のもの??
そうなんです、自分の土地の中に道路が通っている土地がちょくちょく存在しています。いわゆる私道と呼ばれる道路ですね。しかし、昔からそうだったとの理由でなにもわからず使用、使用してもらっている事は多いものです。
実は道路には公道と私道があり、前者は国または地方公共団体が認めている道路、そして今回話題になっている私の土地の中に設置されている道路、私道があるのです。そして、私道でありながら、道路の認定を受けている「位置指定道路」があり、それが今回の固定資産税の負担を免除して頂ける対象です!
流れですが、
(参照)位置指定道路図
(参照)固定資産税減免申請書
- 都道府県の役場に行きますと、都市計画などの部署がありますので、そちらで私道が位置指定道路に認定されているかを確認しましょう。役所の方に所在地などを伝えると調べてくれます。
- 確認が出来たら、土地の所在地のある市役所の固定資産税課に行って、私道部分に固定資産税が課税されているかを確認して、課税されている場合は、私道部分の固定資産税の減免申請をしたい旨を伝えて、減免申請書をもらいます。
- ここまでで役所の事前準備はオッケーです。次に、固定資産税の減免対象の土地面積を土地家屋調査士の先生に測量してもらいます。この作業をしてもらうのに費用が発生しますので、費用と固定資産税の減免してもらうのとどちらがお得になるかを計算しなければなりません。通常の場合、毎年課税される事を考えれば、減免してもらった方がお得になる事が多いですよね。
- そして、申請書と調査士の先生が作成した図面を、申請書を頂きました、市役所の固定資産税課に申請すれば概ね完了です。
申請なので、処分があればその旨の応答があるものと思います。
長々と書きましたが、自宅や事業所の前の道路部分の固定資産税がどうなっているか気になった場合は、ぜひ一度市役所の固定資産税課にお問合せしてみましょう!